「せっかくホームページを作ったのに全く問い合わせが来ない…」
「アクセスはあるのに相談予約が増えない…」
保険代理店の現場でもよく耳にする悩みです。実は、ホームページ自体の良し悪しではなく、「問い合わせにつながる導線が不足している」ケースが非常に多いのです。
この記事では、保険代理店のホームページから問い合わせが来ない主な原因と、改善すべきポイントを解説します。
問い合わせが来ない5つの主な原因
1. 誰向けのサイトかが曖昧
ホームページにアクセスしても、「自分が相談対象なのか」が分かりにくいケースがあります。
- 取扱商品の羅列だけで、具体的な提案がない
- 子育て世代?退職世代?法人?ターゲットがぼやけている
- “誰の役に立てるか”が表現されていない
見込み客は“自分事”に感じた瞬間に行動を起こします。
改善策:
「こんな方におすすめ」「よくあるお悩み」など、ターゲット別の入り口を設ける。
2. 安心感・信頼感が不足している
保険は「誰から入るか」が非常に重要視される商品です。そのため、ホームページ上での信頼演出が不可欠です。
よくある不安要素:
- 代表者・担当者の顔が出ていない
- 実績やお客様の声が掲載されていない
- 専門性が伝わるコンテンツが不足している
「ここなら相談しても大丈夫そう」と感じさせる情報設計が求められます。
改善策:
- 代表者のあいさつ・写真掲載
- お客様の声・実績紹介を明記
- 相談事例・よくある質問ページを設ける
3. 問い合わせ導線が分かりにくい・遠い
意外と多いのが、相談したい人がどう行動すればよいか分からないサイト設計です。
よくあるケース:
- 問い合わせフォームが目立たない
- 電話番号・LINE・メールが探しにくい
- フォーム項目が多すぎて途中で離脱する
改善策:
- 常に画面上に「無料相談はこちら」のボタンを設置
- 電話・LINE・フォームを並列で提示
- フォームはシンプルに(氏名・連絡先のみでもOK)
4. 検索されても発見されない(SEO不足)
そもそもターゲット層が検索してもホームページが出てこないケースもあります。
よくある不足:
- 地域名や保険種別がコンテンツに書かれていない
- SEO記事が少ない
- Googleビジネスプロフィールが未登録
改善策:
- 「○○市で学資保険の相談なら」「法人保険も対応可能」と具体的に記載
- ブログで保険に関するQ&A記事を更新
- Googleマップ対策を行い、ローカル検索を強化
5. 「営業されそう」という警戒感
保険相談は「売り込まれるのでは」という心理的ハードルが高い商品でもあります。
よくあるNG表現:
- 「まずは無料保険診断!」
- 「最適な保険をご提案!」
- 「あなたにぴったりの保険プランをご用意!」
“保険商品の売り込み”感が前面に出ると逆効果になる場合もあります。
改善策:
- 「今の保険を確認したい方」「将来に備えて情報を整理したい方」など“相談しやすさ”を前面に出す
- 「無理な勧誘は行いません」「ご相談だけでも大歓迎」と明記する
成功事例:相談予約が月5件増えた改善ポイント
ある保険代理店では、次のような改善を行いました。
- トップページに「保険の見直し無料相談」ボタンを常設
- 学資・医療・火災・法人向けなどジャンル別の相談導線を設置
- 代表者写真とメッセージを掲載
- Googleマップの口コミを5件集めて掲載
- LINE相談窓口を開設
結果、ホームページ経由の月間問い合わせが1件→6件に増加し、Web経由の相談が安定化しました。
まとめ
保険代理店のホームページは、“作るだけ”では成果は出ません。
「誰の役に立つのか」「なぜ相談しても大丈夫なのか」「どうやって相談すればいいのか」を丁寧に設計することで、問い合わせは大きく変わってきます。
今日からできる改善ポイントまとめ:
- ターゲット別の悩みに寄り添うページ設計
- 代表やスタッフの顔を見せて信頼感を演出
- 相談導線を明確に・簡単に
- SEO対策とGoogleマップ対策を整備
- 「押し売りされない安心感」をしっかり伝える
ウェブソリでは、保険代理店様の“問い合わせが来るホームページづくり”を専門的にサポートしています。
集客・問い合わせにお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。