アクセス解析でホームページの改善点を見つける方法

ホームページを運営していると、「思うように問い合わせが増えない」「アクセス数はあるのに成果につながらない」といった悩みが出てきます。
そんなときに役立つのがアクセス解析です。GoogleアナリティクスやGoogleサーチコンソールを活用することで、ホームページの改善点を見つけ、より成果につなげることができます。
この記事では、アクセス解析を使ったホームページの改善方法を解説します。

1. アクセス解析でチェックすべき指標

① ページビュー(PV)数

ホームページ内の各ページがどのくらい閲覧されているかを示します。

  • 改善ポイント:PV数が極端に少ないページは、サイトの構造や導線を見直す必要がある。

② 直帰率

訪問者が1ページだけ見てサイトを離脱した割合を示します。直帰率が高すぎる場合、ページの内容が期待と違った可能性があります。

  • 改善ポイント:CTA(問い合わせボタン)の設置、内部リンクの強化、読みやすいデザインに改善する。

③ 平均セッション時間

訪問者がサイト内に滞在した平均時間を示します。

  • 改善ポイント:滞在時間が短い場合は、コンテンツの充実や動画・図解を活用して興味を引く。

④ コンバージョン率(CVR)

問い合わせや資料請求など、目標とするアクションを行った割合を示します。

  • 改善ポイント:フォームの入力項目を減らす、CTAボタンを目立たせるなど、誘導の最適化を行う。

2. Googleアナリティクスを活用した改善方法

① どのページが人気かを分析する

手順:
Googleアナリティクスの「行動」→「サイトコンテンツ」→「すべてのページ」を確認。

改善方法:

  • 人気のあるページにはCTAを追加して、問い合わせにつなげる
  • 閲覧数の少ないページは、タイトルやコンテンツを改善する

② どの経路で訪問しているかを確認する

「集客」→「すべてのトラフィック」→「チャネル」をチェック。

改善方法:

  • 検索エンジン(Google・Yahoo!)からの流入が少ない → SEO対策を強化する
  • SNSからの流入が少ない → SNS発信を増やし、ホームページへのリンクを設置

③ 離脱が多いページを特定する

「行動」→「サイトコンテンツ」→「離脱ページ」を確認。

改善方法:

  • 離脱率が高いページは、最後に「次に読むべき記事」や「問い合わせボタン」を設置
  • ページの読み込み速度が遅い場合、画像の最適化やキャッシュ設定を行う

3. Googleサーチコンソールを活用した改善方法

① どの検索キーワードで流入しているかを確認

Googleサーチコンソールの「検索パフォーマンス」→「検索クエリ」を確認。

改善方法:

  • 上位に表示されているがクリックされていないキーワード → タイトルやディスクリプションを魅力的に改善
  • クリック数が少ないキーワード → 関連記事を作成し、SEO対策を強化

② インデックスの状況を確認

「カバレッジ」レポートで、Googleに正しくインデックスされているかを確認。

改善方法:

  • インデックス未登録のページがある場合、サイトマップを送信する
  • クロールエラーがある場合、修正して再クロールをリクエスト

4. ヒートマップを活用してユーザー行動を分析する

ヒートマップツールを使うと、訪問者がどこをクリックしているか、どこでスクロールをやめたかがわかります。

主なヒートマップの種類:

  • クリックヒートマップ:訪問者がどこをクリックしたかを分析
  • スクロールヒートマップ:ページのどこまで読まれているかを分析

改善方法:

  • クリックされていないCTAボタンはデザインや配置を見直す
  • スクロールされていないページは、ファーストビューに重要情報を配置する

5. ホームページ改善の具体例

① 問い合わせが増えない場合の改善策

  • CTAボタンを目立たせる(色を変える、テキストを「無料相談はこちら」に変更)
  • フォームの入力項目を減らし、シンプルにする

② 検索からの流入が少ない場合の改善策

  • 人気のキーワードを使ってタイトルを最適化
  • 内部リンクを増やし、SEO効果を高める

③ 訪問者がすぐに離脱してしまう場合の改善策

  • ページの表示速度を改善(画像の圧縮、不要なプラグインの削除)
  • 文章だけでなく、図解や動画を取り入れる

まとめ

アクセス解析を活用することで、ホームページのどこに問題があるのかを可視化し、改善の方向性を見つけることができます。Googleアナリティクスやサーチコンソール、ヒートマップを駆使して、より効果的なホームページ運営を目指しましょう。

この記事を書いた人

ウェブソリ編集部